Wednesday, February 09, 2005

[今日のNokia] どこまでいけるNokia9300-[日本語入力]

手 のひらに入って、開くとキーボードが現われ、簡素で上質なつくりのNokia9300。Nokia9210iの時もそうでしたが、この9300もやはり癖 のある端末でした。日本では使えないGSM携帯端末です。にもかかわらず入手したのは、アイデアプロセッサーとしての端末への期待です。

はじめてMacPlusを手にしたときから、私がスモールコンピューターに求めたものはアイデアプロセッサーの役割でした。それが実現できないかと今回も また夢を追ってみます。しかしMacPlusの時代と決定的に異なるのはネットワーク。ワイアレスにあらゆる場所、あらゆる端末と結びつくことができるこ とです。手のひらの中のアイデアプロセッサー、9300はそれに答えることができるようになるでしょうか・・・

Psiloc Mobile Solutionsというポーランドに本社をおくソフト会社が日本語ローカライザーを出してきました。9210iではついに日本語ローカライザーは実現で きませんでしたが、9300ではいち早く対応してくれました。これでなんとか日本語の通る最強のスモール・コンピューターを使えると期待しました。しかし 結果は、変換は単漢字変換、送り仮名なしです。送り仮名をつけて入力しても消えてしまいます。送りの部分は二度打ちになります。.sisファイルをバラし てみると327kのjisyo.dicがありました。UserDictなどのユーティリティーソフトでユーザーが辞書を補強できるといいのですが。

今のところ使えるエディターがありません。Word互換のソフトだけです。ブルートゥースなどで9300に送っても、そのまま開いただけでは文字化けを起 こします。Word互換ソフトで日本語が表示できるテンプレートを作っておき、送られてきた文章のフォントをSwissAに置き換えます。これで日本語が 表示されます。9210iと同じです。[Ctrl+A]でテンプレートファイルにC&P、コピペしてようやく日本語になります。9210iで使っ ていたYEditなどの9300用エディターが登場すれば、ファイルの互換性ももっと広がることでしょう。

マルチタスクが働きますので作業自体はそれほど厄介ではありません。それでも面倒なことには違いありません。日本語ローカライザーの改良が進めばいいので すが、恐らくこの端末を手にする日本語ユーザーはほんの一握りに過ぎないでしょうから期待薄かもしれません。それでもこの端末を日本語で使えることに感謝 しなければならないでしょう。むしろ中国語世界のほうが賑やかになることでしょうし、そうすればますます取り残されそうです。すでに中国語のローカライ ザーは他にも出てきています。入力の仕方に癖があるので、外国人には一寸手がつけられそうにないでしょう。

あとは海外にでて、メールやウェブの力を早く試してみたいものです。

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