Monday, July 18, 2005

[今日のNOKIA] NOKIA9300の日本語入力

e9c8d392.jpg気がつきませんでしたが、NOKIA9300用の日本語入力ソフトPsilic Clystal-Japanrsr on Symbianのバージョンが1.51に上がっていました。これまで何度となく
Note: Japanese on Symbian version with INPUT system (Hiragana, Katakana) is scheduled soon. New version will be available free of charge for legal users.>
ひらがな、カタカナを直接打ち込むことができますよ、といっていたのがようやく可能になったようです。早速試してみました・・・
cf09c621.jpg4d9314c1.jpg915fb908.jpg23815b74.jpg半角カタカナの入力の習慣のない私にはあまりメリットはありませんが、半角カタカナで送られたメールやウェッブのブラウズには助かることでしょう。他の住所録からContacts(アドレス帳)に移したデーターに半角カタカナが含まれている場合もいいかもしれません。

日本語入力の切り替えは
ひらがなー>カタカナー>半角カタカナー>A の順になります。
今までひらがなで数字を入力すると、全角になっていましたが、今度は半角の数字になりました。

辞書の内容については変更なさそうです。相変わらずの単漢字入力ですし、学習もしてくれません。ごく簡単な漢字が出てこないなども同様です。しかし、 NOKIA9300で日本語を必要としているユーザーの数を考えれば、わずかずつでも使いやすいように手が加えられています。感謝しなければなりません。

Thursday, July 14, 2005

[今日のNOKIA] NOKIA9300で青空文庫を読む

私は中里介山の「大菩薩峠」を読んだことがありません。市川雷蔵演ずる机龍之介を映画で見ただけです。筋道のない唐突な展開に<なんだこの話は>と驚いたものですが、何か取り憑かれる話には違いありません。いつか本を読んでみたいもんだと思っていました。しかしなんといっても文庫本で全21巻、新たに購入すると約一万五千円にもなります。そんな折、ウェッブ上の電子書籍サイト、青空文庫にあることを知りました・・・

先日、ボーダフォンの702NKに電子書籍リーダーソフトreadMを入れ、青空文庫からダウンロードした「大菩薩峠」を取り込み、歯医者の待合室で、ランチにでかけたドトールで、たまの東京への行き帰りに電車で読み始めました。しかしいかんせん携帯電話の画面(176X208)、この長編を読破するにはきついのです。で、日本にいては通信機能の使えない幅広液晶画面 (640X200)のキーボード付きNOKIA9300、こいつが使えないか試みてみます。

NOKIA9300には、購入時、付属のMMCカードにeReaderというMobipocket社のeBook Readerソフトがついてきます。eBook Readerには栞がついていること[Bookmarks]、サインペンで傍線をつけられること[Highlights]、本の余白にメモをつけられること[Notes]、いつも私たちが紙の本でやっていることができなければなりません。当然ですが単語の検索[Find]もできます。これは MobipockeのeBook Readerに限りません。PalmでなじみのeReaderでも同様です。

[私のNOKIA9300は英国仕様なので、Psilic Clystal - Japanrsr on Symbianで日本語が扱えるようにしてあります]

この二つ、(いまのところ)どちらも1バイト言語専用です。2バイト言語の日本語などは通らないようです。MobipocketのeBook Reader、702NKでも日本語が読めないという報告も上がっています。NOKIA9300はなおさらだろうと思っていましたが、結果そんなことはありませんでした。幅の広い画面をいっぱいを使って「大菩薩峠」を読むことができました。

MobipocketではMobipocket CreaterというソフトでeBookを作ってくれるソフトを用意して
います。これを使えば、本以外にも写真アルバム、料理レシピ、自作辞書、カクテルデーターベース、自分で作る旅のガイドブック、レストランガイド、ショッピングリスト、ワインリストなど、専用のeBookテンプレートが用意されています。試してはいません。

・用意したのは青空文庫からダウンロードした「大菩薩峠」のzipファイル、これを展開します(txtファイル)
・txtファイルを扱うにはやっかいなようです。そこでWordで読み込みDocファイルで保存します
・Mobipocket Createrを起こします
・ツールバーのTools>Setting>Default languageでJapaneseを選択、Default encodingはInternationl(UTF8)にします
・Editing Preferencesで編集用のアプリケーションを適時設定しておきます

これで設定は完了です。Homeに戻って電子書籍、eBookの作成に取りかかります。

・Import From Existing FilesでMS Word Documentを選びます
・Import Exsite File Wizard
・Choose a fileで先ほどのdocファイルを選択します
・Importをクリックすると変換が行われます
・Publication Filesの欄にhtmlに変換されたファイルができあがっています

必要ならばカバーイメージや目次も同様に作成します

・アイコンが並んでいる中のBuildをクリックするとファイルが作成されます
・OKをクリックすると、エミュレーターで本を確認することができます
・自分のデバイスが違っていた場合には、メニューのDevicesから選びます
・選べるデバイス(とOS)は今(海外で)出回っているほとんどの情報端末に対応しています
・できあがったファイルは自動的に作成されるMy Publicationsというフォルダーにあるはずです

あとは各端末で最適な方法でファイルを移動させればそれで完了です。

日本語の書籍が情報端末でみることができる、今ではごく当たり前になっていますが、この先鞭をつけたのが青空文庫です。Palmで電子書籍を読みたい、そういうユーザーが著作権切れた作品、著作者が同意したものを、ボランティアとして一冊ずつキーボードに打ち込み続けた結果が、無料公開の電子図書館青空文庫の誕生です。誰もが対価を必要とせずに使うことができます。「大菩薩峠」などは40ものファイルになっています。感謝にたえません。

ちなみに青空文庫の活動に興味のある方は「青空文庫の提案」をご覧ください。

Tuesday, July 12, 2005

[今日のNOKIA] iTunesとOggPlayの新しい関係

812116bf.jpg702NKで音楽ソフトのOggPlayのバージョンが1.65に。おかげでiTunesやNOKIA PC Suiteで吸い上げたファイルの拡張子をいじることなく聴くことができるようになりました。これはうれしいです。

今までのバージョンでは、iTunesのMP3でリッピングしたm4aをMP4にリネームする必要がありました。新しいOggPlayにはオプションのな かにCodecs欄があり、ogg,mp3,aac,mp4,m4a,mid,amrを扱えるように。試しにogg,mp3,aac,mp4の曲を入れて 聴いてみます。問題はなさそうです。これであれこれ気にする必要がなくなりました。

しばらく放っておいた702NKの中身ですが、少しずつですが扱いやすくなっているようです。こまめに手入れをしてあげなければ・・・

[追記:NOKIA9300と9500用も登場していました。SKIN画面に一工夫欲しいところです。自作しますか・・・]

2b3212c1.jpg