Sunday, January 29, 2006

[stationery] Post-it@ Digital Notes

日本にいつポスト・イットが登場したかは忘れましたが、そのときの印象は合衆国ってすごいな、ってことでした。

ゼロックスのコピーマシンもそうでした。高価だったコピー機を導入したある事務所で働いていたとき、一人の合衆国の学生がアルバイトにきました。彼女、ゼ ロックスと遊べるんです。私たちに彼女は、コピーのコピーのコピーと続けていくと最後にどうなるか知ってる?と聞きます。私たち、知りませーん。彼女、自 分の顔をコピーしてそれを実証してくれました。そう、最後は灰色の一枚の紙になってしまう・・・

話を元に戻します。ポスト・イットはご存じのように合衆国の大企業、3Mの製品です。私は愛用している方でしょう。3Mとてこのデジタル時代、対応する製品の開発に抜かりはないはずです。その一つにPC上のポスト・イット、Post-it@ Digital Notesがあります。即座にメモがとれるのは紙の時代と変りありません。

私の使い方は、SPAM通話記録というもの。なにしろ得体の知れない売り込みが多い。そのlog、通話記録を素早くとることができる。ショートカットキー で日時を記録、今忙しいのでといって、内容を聞き、担当者と連絡先を聞き、次回かかってきたときにlogを検索する。対応はしやすいというわけです。


このPost-it@ Digital Notes、バージョンが上がって.jpgなど、画を取り込んでくれるようになっていました。便利です。たとえば、blogの文章を作成する傍らに使いた いデジカメからの写真を貼り付けておく、CADで図面を描いている脇にデジタル・ペンで描いたスケッチを置いておく。[スクリーンダンプ画面と違って、実 際には、私の場合、大画面のモニターで作業、スケッチなぞメモ類は12.1インチのラップトップPCという組み合わせで使っています]

私のように、アナログの線で仕事の取っかかりを作っている類の人間には、デジタル・ペンのDigital PaperにしろPost-it@ Digital Notesにしろ、文章用のメモ用紙でなく、スケッチブックとして使うのがいいというのが結論になりそうです。

余談:集合住宅の仕事をしていたときのことです。現場を管理する人で、デスクにポスト・イットが一面に張られていた方がおいででした。大小様々、色とりど り、かなりの量貼られていました。こんなに処理することがあるんですね、と聞いたところ、多すぎで何が何だかわからなくなってしまうんですよ、と答えが 返ってきました。

Saturday, January 28, 2006

[今日のNOKIA] バグがとれた-Psiloc Clystal Japanese

NOKIA9500/9300用の日本語入力ソフト、Psiloc Clystal-Japanese on Symbianのバージョンが1.53に あがりました。1.51でひらがな、カタカナ、半角カタカナ、全角英数字が扱えるようになり、少しは使い勝手がよくなったかなと思っていたのですが、致命 的なバグがありました。カバーのキーパッドがハングアップ、携帯電話が使えないという欠陥です。(カレンダーも動かなかったようですが)

私は半角カタカナと全角英数字を使う習慣がなかったので、古いバージョンの1.4Xに入れ戻して使っていました。バージョン1.53ではどうでしょうか、試してみました・・・

Psilocのサイトには、以下のような記述があります。

What's new in version 1.53

* Fixed: External keypad hangs
* Fixed: Calendar does not work

確かに改善されていました。あれこれいじめまくりましたが、今のところ弊害はでていません。

しかし、一方で見出しが小さくなったものもありました。

Psiloc Japanese Localization not allow to enter Japanese characters in text box. This feature will be available soon.

これがあるかないかは大きな違いです。今までではインラインで変換文字が出てくるのですが、学習してくれませんので、よく使う漢字が最後の方だったりすると大変です。行き過ぎてしまっても大変、また最初から始めなければなりません。

もうひとつは、やはりPsilocのSmbianOS Series80(9500・9300がそうです)用ソフトで、Extended Recorderというのがあります。いわゆるボイスメモソフトです。元々付属してきたソフトは、本機を開いてキーボードをつかって始めなければならず、 電話をしながら、会話をしながら、片手でというわけにいきません。Extended Recorderはそれが可能なのでとても使いやすい。(日本にいては恥ずかしくて人前では使えませんが・・・)

これもPsiloc Clystal-Japanese 1.51を入れると、電話機のキーパッドから使えませんでした。1.53で解決かと思いきや、やはりExtended Recorderはだめです。念のためPsilicでバージョンを確認してみます。このソフトも上がっていました。1.62です。ダウンロードして入れ替 えると、嘘のように解決です。

このようにやっかいなNokia9300です。とはいえ、Windows Mobile全盛となりつつある今、日本語が扱える数少ないNOKIAです。まもなく無線LANが組み込まれた9300iも登場です。日本にいて、音声電 話は扱えなくても、データー通信が可能になるのです。じっくり育ってほしいものです。

Friday, January 27, 2006

[stationery] Digital Note Viewerでプレゼン

NokiaのDigital Penですが、このペンで描いたデジタルデーターを扱う、付属してきたDigital Note Viewerというソフト、工夫しだいでおもしろい使い方ができそうです。

デジタルデーターをいろいろなファイル[.pgd .dmv .bmp .png .jpg .emf]に変換したり、不必要な部分を切り取ったり、データーを組み合わせたり、emailに送りこんだり、ワードに組み込んだり、使い回しがなかなか いいのです。使っていませんがPower_Pointにもクリック一つでもっていけます。

メニューバーにPlayというボタンがあります。ここをクリッとすると、ペンの動きを再現してくれます・・・
[sketch_video] - [ボケボケでかなり恥ずかしいビデオですが、スケッチする経過がごらんになれます。約1Mbあります。ADSL以上でないと厳しいでしょう]

スケッチのプロセスが再現されますので、思考の経過も確認できる。時々横道にそれて庭木に手が向いたりと、気分の動きもわかってしまいます。ちょっと待て よ、ここは違うだろう、となれば一時停止もできます。Cut & Pasteはできますが、加筆することはできません。

この絵を見ていて、住宅設計のように親密な関係で打ち合わせする際、こんな感じでどうでしょうなど、画を動かしてみせるなんていうのも、一つのプレゼンか もしれないな、なんて思いました。デザインしている本人にとっても、流れを再現してくれるので助かります。うれしいですね。

デジタルペンの仕組みについては、開発したAnotoのAnoto Todayというファイル[Anoto.pdf 2.5Mb]をごらんになってください。英語ですが、絵が多いんで何とか理解できます。結構おもしろいし、使いこなすにつれてハマってきそうです。

Wednesday, January 25, 2006

[stationery] 乾電池なら秋葉原

外国製品をよろこんで購入しても、何かあったときに代替えに苦労する、手にする前はあまり気にしていませんが、いざとなるとかなり不便です。以前にも紹介したCrossのDigitalBoard、これに付属してついてくるペンはくせ者なのです。

DigitalBoardのペンの線が、PCに取り込むと乱れ始めました。ペンの電池切れではないかと秋葉原に向かいます。今ではデジタル・ペンといえば みな充電式バッテリーがふつうなのですが、このペンは乾電池です。乾電池は電池切れの際、世界中どこにいても入手可能という簡便さがいいのです。しかしこ の乾電池、AAAを一回り細くしたAAAAという乾電池なのです。日本ではなかなか見あたりません。どうやら国外のゲーム機にはよく使われているらしい。

さすが世界の秋葉原、あるのです。昔から乾電池類に困ると探しに出かけていた、電池の溢れかえっている店で購入してきました。おかげでペンの線は安定し、ストレスもなくなり、至極満足してスケッチを続けています。

[ちなみに、この店は秋葉原駅の中央改札口をお茶の水に向かってすぐ、ガード下にあるElectric Partsの真光無線といいます。]

Wednesday, January 11, 2006

[stationery] アイデア・プロセッサーとしてのDigital Pen

CrossのDigitalBoardが使えなくなった今、それに取って代わるツールとして選んだのがNOKIAのDigital Penでした。しかし手慰みに遊んでいたものの、本格的に活用することはありませんでした。このペンは、メモをとることよりも、スケッチをする、それもアイデア・スケッチをするのに活きてくるはずです。ようやっとそんな機会がやってそうです。

初めてマッキントッシュ・プラスを手にしたときに感じたのは、"これはアイデア・プロセッサーになる!"でした。しかし、そんな期待を満たしてくれるツー ルはいまだ登場していません。しかたなしに、その時代時代、場面場面に使えるツールを手にしては、いつかは、と今に至っています。Digital Penはその一端をになうことができるのでしょうか・・・
061011_1[Digital Paper上のスケッチ]

NOKIAのDigital Penで、どの程度アイデアを煮詰めることができるか、試してみました。住宅設計の検討に使ってみます。いつもですと、A3版かA4版の紙の上で、あれや これや手を動かし、試行錯誤を繰り返しながらスケッチをしていく、ごく普通のアナログなプロセスをとっています。時には飲み屋でコースターを使ってスケッ チをしたりします。領収書だって使えます。

CrossのDigitalBoardですと、A4版の紙の上で手を動かすプロセスが、PC上の画面にトレースされるという、なかなかの優れものツールで した。アイデアを煮詰めるプロセスを確認できるところがよかった。NokiaのDigital Penには、そんな使い方は向いていない、ウェアラブルで、場所を選ばず、思いついたらすぐデジタル・メモに、ブルーツースで携帯電話にデーターを送り MMSなどのメールで送信する、が本来の使い方でしょう。

デスクトップでこのデジタル・ペンを使ったらどうだろうか、試してみました。ペンスタンドをUSBケーブルでPCに繋ぎ、モニターにはDigital Paper Softを立ち上げておきます(NokiaのペンにはDigital Note Viewerというソフトがついています)。Digital Penを使って、DigitalPaperにスケッチを描いていきます。ペンをペンスタンドに差し込むと(戻すと)、デジタル・データーがモニター上の Note Viewerに再現されます。
060111_2060111_3[スケッチの密度を上げていくと・・・ 着色も可]









060111_4さらに作業を進め、ペンスタンドに戻すと、更新されたスケッチが映し出されます。プロセスがトレースされていきます。都度都度データーを保存していけば、 スケッチの過程を確認することができます。アイデアを煮詰めるにはいったりきたりが必要になります。何が表現されているのか、何を言いたいのか、どこで間 違ったのか、どちらに進もうとしているのか、確認ができるのです。

ここに紹介した例は、A5版のデジタル・ペーパーを使いましたが、A4版までのものが市販されています。画きごたえはじゅうぶんでしょう。Note Viewer上で、線を消すこと、移動させること、複写することぐらいはできます。

060111_5[携帯電話にデーターを送ってみると・・・]

ワコムのデジタイザーやTablet PCなどという選択もありますが、手軽でポケットに入る気楽さで使ってみるのも、アイデアを練る一つの方法でしょうか。

Tuesday, January 03, 2006

[blog]事始め

burikineko'stoolbox blogはlivedoor blogから移転してきました
burikinekoはブリキのおもちゃのようにギコギコと田園で生活を始めています
burikinekoは自分の先々が読めていません
burikinekoのそんないい加減なライフスタイルに付き合ってくれる道具たちを紹介していきます