Wednesday, May 17, 2006

[今日のNokia] Nシリーズのように・・・

先月末、中国の廈門にでかけたところ、愛用していた702NKがあちらのキャリアーの電波を拾ってくれませんでした。3GからGSMに変わってくれないのです。原因はおそらく以前入れたOperatorFtdwkというモード切替ソフトかと推測しています。

この際思い切ってVodafone 702NK IIに機種変更です(いい口実でした)。手にしてみるとNKに比してちょっと軽薄な印象です。サイドがクローム塗装とあってNKより滑りやすい。何かいいものはないかと探していたところ、目にしたのがpocketgamesさんで売り出したフェースプレートです。新しい色がラインナップされていました。その中で目をひいたのが"ラバーブラック"というもの。キーパッドが黒、NokiaのNシリーズを思わせます。プレートの塗装がマット、ということは滑りにくいだろうと判断しました。

選択は間違いありませんでした。オリジナルの透明キーパッドを黒に、バックプレートを滑りにくい黒のプレートに取り替えました。キーパッドのできは決して満足いくものではありませんが、落ち着いた感じになりました。ラバー塗装は掌の中におとなしく収まっています。全体の印象もちょっとラグジュアリー、洒落ているのではと自己満足しています。

[追記:キーボード部分の写真を加えました。このキーボード、中国語入力用でした。]

ついでにオーバーオールを着せました。おなじみのKrusellのクラシックシリーズから選びます。このクラシックシリーズ、友人はボンデージを着せると表現しています。フェティッシュですね。Krusell、今では日本の代理店から購入できるようになりましたが、以前はわざわざ英国にオーダーをかけて手に入れたものです。対応もよく、納入が遅れたり、再確認の際にわざわざ音声電話をかけてくるなど、とても印象のいい会社でした。

[追記:カメラレンズを保護している透明なプレートのできが最悪で す。写真を撮るとボケてしまいました。このカバーをはずすか、はずしてオリジナルのカバーを取り付ける必要があります。ただ、それなりのスキルを持った手 作業が必要です。わたしはこの部分のみオリジナルに戻しました。]

Saturday, May 06, 2006

[今日のNokia] N90で日本語入力-2 MusicPlayer

日本語の入力ができる Nokia series 60 devices は、Nokia 3230, 3650/3600, 3660/3620, 6260, 6600, 6630, 6670, 6620, 6680, 6681, 6682, 7610, 7650, N-Gage, N-Gage QD, N70, N90 だそうです。最近これにPanasonicの2機種、Samsung、SENDO、Siemensなども加わっています。今まで中国語を搭載した機種で日本語が表示できるとうそぶいていたことも今は昔、いよいよ世界の代表的な携帯電話で日本語の表示と入力が可能になったのです。

N90は他の機種と異なり、画面表示がハイレゾ(352x416)です。series 60 devicesが176x208ですから、画面が精緻になっています。そのため、英文字も表示が小さい、中国語版では適切なサイズになっているという記事がありましたが、Psilicの日本語ローカライザーでは、英文字に準拠しているようで、かなり小さい、細い、薄い、と老眼鏡をしてもまだ目を細めないと私には読めません。そうしてみると、画面表示176x208のNokia N70あたりがこのローカライザーを有効に使いこなすのに最適かもしれません。

N90にはMusic Player が搭載されています。曲名がカバー・モニターに表示されるのでうれしかったのですが、日本語表示可能となって、メイン画面でもカバー・モニターでも日本語の曲名が見える、なお楽しみが加わりました。

Wednesday, May 03, 2006

[今日のNokia] N90で日本語入力-1

Symbian OS を搭載している携帯電話を多くの言語で使えるようローカライズに取り組んでいるPsiloc、Nokiaがもっとも力を入れている携帯電話のOS60シリーズ、その英語版で日本語入力と表示のできるローカライザーが目にとまりました。いつ売りに出されていたのでしょう、気がつきませんでした。手元のNokia N90はデジカメとしか使われていませんでしたので早速ダウンロード、試してみました。

N90は画面が一般の60シリーズと異なり、解像度が2倍です。そこのところがうまく解決できているのかも注意してみました。結論を先にいえば、使えま す。208X174という解像度の、たとえばNokia6680などでは見やすい画面表示が可能と思われます。N90では、N90ネイティブのソフト、 Contacts,ToDo,Calender,Notesなどで漢字表示が縮小されてしまい見にくいのですが、それでも日本語の入出力が可能という、他 に代え難い魅力があります。英語版のNokiaを日本で、日本語で使えるようになったこと、数年前と比べると隔世の思いがあります。

日本語入力方法は日本の携帯電話の一般的なキー操作が基準となっています。ただ、濁点など特殊入力の部分の手間がちょっと異なるぐらい、操作で戸惑うことも少ないと思われます。一度日本語入力に固定してしまえばどうということはないのですが、元々の英語入力との切り替えにはオプションキーからあらかじめ切り替えが必要など、こなれていない部分も多く残されています。また、日本語環境にすると、アルファベット文字の一部が欠けたりするのがみえます。

FExplorerのように、日本語化された携帯電話の元で文字化けがおきていたのも、このソフトでは解消されていました。AcrobatReaderのApac版で日本語も読めるなど、そこそこの仕上がりです。私の手元にあるソフトで日本語が通らないものは今のところ見あたりません。後は時間をかけて検証してみたいと思います。それにはライセンスキーの購入が・・・48.47US$必要です。

Sunday, April 23, 2006

[昨日のmini] 14年目を迎えて・・・

気がつけば車検を迎えた14年目の英国のmini、見かけ上どこといってくたびれた様子はなさそうです。割合こまめに手入れはしているつもりですが、これでminiのお店に持って行くとあちこちパーツを交換させられます。まだ部品が出回っているところがminiの人気を示しているのですが、それでも特殊な工具やサイズといった、英国独特なルールをもっている車です。

ダッシュボードの距離計はまもなく8万キロ、年間1万キロを十分下回る走行距離です。一昨年、近くを心地よく走っている途中、突然何の反応もしなくなったことが二回、原因はデストリビューターがへたりきっていたそうで、交換した後は今日まで元気にしています。さあ、今回の車検ではどこをいじられるでしょうか。そして後何年間、一緒してくれるでしょうか、まだまだ楽しみなminiです。

Thursday, February 23, 2006

[NOKIAな小物たち] 厄介なRS-MMCカード・アダプター

Nokiaは、普段日本では使われていないハーフサイズのMMCメモリーカードを採用しています。これが結構やっかいなのです。

ほぼデジカメ専用という使い方になっているNokiaの携帯電話N90、メモリーカードを256Mbから512Mbにしました。テレビ画面の比率のDVDを見るためです。しかし大飯喰らいのDVDファイル、PCからUSB経由で電話機本体のメモリーカードに送ろうとするとやたらと時間がかかってしまう。それならカードをPCに挿せばいい、のですがこのメモリーカードはReduced Size、つまりふつうのMMCカードの半分ほど。アダプターが必要です。ところがこのアダプターとRS-MMCがしっかり固定されない。気を抜いて引き出そうとすると、PCのカードスロットにメモリーカードだけが残ったりしてしまいます。取り出すのに一苦労です。

そこでMMCカードがそのまま挿せるUSBカードリーダーを購入しました。至極気楽な使い勝手になりました。ちなみに私が入手したのは、SanDisk MobileMate SD Plus 5-In-1 Reader、SD・mSD・MMC・RS-MMC・TFの五種類のカードが使えます。これを選んだのは、ただ見た目がいいから、NOKIAには見た目が重要かなと、それだけの理由です。

[せっかちな私は何度かスロットのなかにアダプターを残してしまいました。スロットに細工がしていないものならいいのですが(ただ挿して手で引き抜く)、カードが抜けないよう内部にストッパーのついている製品があります。この場合、MMCカードと同じサイズのプラスティックプレートとアダプターを重ねてつっこめば解決できます。]

[写真はカードリーダーにRS-MMCを差し込んだ状態]

Sunday, January 29, 2006

[stationery] Post-it@ Digital Notes

日本にいつポスト・イットが登場したかは忘れましたが、そのときの印象は合衆国ってすごいな、ってことでした。

ゼロックスのコピーマシンもそうでした。高価だったコピー機を導入したある事務所で働いていたとき、一人の合衆国の学生がアルバイトにきました。彼女、ゼ ロックスと遊べるんです。私たちに彼女は、コピーのコピーのコピーと続けていくと最後にどうなるか知ってる?と聞きます。私たち、知りませーん。彼女、自 分の顔をコピーしてそれを実証してくれました。そう、最後は灰色の一枚の紙になってしまう・・・

話を元に戻します。ポスト・イットはご存じのように合衆国の大企業、3Mの製品です。私は愛用している方でしょう。3Mとてこのデジタル時代、対応する製品の開発に抜かりはないはずです。その一つにPC上のポスト・イット、Post-it@ Digital Notesがあります。即座にメモがとれるのは紙の時代と変りありません。

私の使い方は、SPAM通話記録というもの。なにしろ得体の知れない売り込みが多い。そのlog、通話記録を素早くとることができる。ショートカットキー で日時を記録、今忙しいのでといって、内容を聞き、担当者と連絡先を聞き、次回かかってきたときにlogを検索する。対応はしやすいというわけです。


このPost-it@ Digital Notes、バージョンが上がって.jpgなど、画を取り込んでくれるようになっていました。便利です。たとえば、blogの文章を作成する傍らに使いた いデジカメからの写真を貼り付けておく、CADで図面を描いている脇にデジタル・ペンで描いたスケッチを置いておく。[スクリーンダンプ画面と違って、実 際には、私の場合、大画面のモニターで作業、スケッチなぞメモ類は12.1インチのラップトップPCという組み合わせで使っています]

私のように、アナログの線で仕事の取っかかりを作っている類の人間には、デジタル・ペンのDigital PaperにしろPost-it@ Digital Notesにしろ、文章用のメモ用紙でなく、スケッチブックとして使うのがいいというのが結論になりそうです。

余談:集合住宅の仕事をしていたときのことです。現場を管理する人で、デスクにポスト・イットが一面に張られていた方がおいででした。大小様々、色とりど り、かなりの量貼られていました。こんなに処理することがあるんですね、と聞いたところ、多すぎで何が何だかわからなくなってしまうんですよ、と答えが 返ってきました。

Saturday, January 28, 2006

[今日のNOKIA] バグがとれた-Psiloc Clystal Japanese

NOKIA9500/9300用の日本語入力ソフト、Psiloc Clystal-Japanese on Symbianのバージョンが1.53に あがりました。1.51でひらがな、カタカナ、半角カタカナ、全角英数字が扱えるようになり、少しは使い勝手がよくなったかなと思っていたのですが、致命 的なバグがありました。カバーのキーパッドがハングアップ、携帯電話が使えないという欠陥です。(カレンダーも動かなかったようですが)

私は半角カタカナと全角英数字を使う習慣がなかったので、古いバージョンの1.4Xに入れ戻して使っていました。バージョン1.53ではどうでしょうか、試してみました・・・

Psilocのサイトには、以下のような記述があります。

What's new in version 1.53

* Fixed: External keypad hangs
* Fixed: Calendar does not work

確かに改善されていました。あれこれいじめまくりましたが、今のところ弊害はでていません。

しかし、一方で見出しが小さくなったものもありました。

Psiloc Japanese Localization not allow to enter Japanese characters in text box. This feature will be available soon.

これがあるかないかは大きな違いです。今までではインラインで変換文字が出てくるのですが、学習してくれませんので、よく使う漢字が最後の方だったりすると大変です。行き過ぎてしまっても大変、また最初から始めなければなりません。

もうひとつは、やはりPsilocのSmbianOS Series80(9500・9300がそうです)用ソフトで、Extended Recorderというのがあります。いわゆるボイスメモソフトです。元々付属してきたソフトは、本機を開いてキーボードをつかって始めなければならず、 電話をしながら、会話をしながら、片手でというわけにいきません。Extended Recorderはそれが可能なのでとても使いやすい。(日本にいては恥ずかしくて人前では使えませんが・・・)

これもPsiloc Clystal-Japanese 1.51を入れると、電話機のキーパッドから使えませんでした。1.53で解決かと思いきや、やはりExtended Recorderはだめです。念のためPsilicでバージョンを確認してみます。このソフトも上がっていました。1.62です。ダウンロードして入れ替 えると、嘘のように解決です。

このようにやっかいなNokia9300です。とはいえ、Windows Mobile全盛となりつつある今、日本語が扱える数少ないNOKIAです。まもなく無線LANが組み込まれた9300iも登場です。日本にいて、音声電 話は扱えなくても、データー通信が可能になるのです。じっくり育ってほしいものです。